夏だ!郡上だ!

ハガキ版 郡上踊り 20150719

 

お城に水に鮎、踊り。岐阜県郡上市、特に郡上八幡界隈は何度訪れても飽きない所
です。気温がグングン上昇し、うだるような暑さの中、今年も郡上踊りが開幕。
当然のごとく、遠路はるばるとやって来た老夫婦ですが、踊りが始まるのは夜の8時。

夫: 日が暮れるまでには時間がたっぷりあるから、久し振りに郡上八幡城に登るぞ。
   踊りのためにエネルギーを温存しなくちゃいけないから、車で行こう。

妻: お城の駐車場はいっぱいかも知れないけど、取り敢えず行ってみましょうか。

とにかく狭くてクネクネと曲った道を慎重に運転して、無事に駐車場に到着しました。

夫: きれいなお城だ。モミジが多いから秋にも来てみたいね。

妻: 石垣が良い味を出してるから写真に収めておくわ。先に行って、入場券を買っと
   いて。

夫: 分かった。お城の入口で待ってるね。

妻: お待たせ!いい写真が撮れたわよ。

夫: そうかい?博覧館とのセット券を買ったから、後で行こうね。 

妻: アッ、顔出し看板がある。山内一豊とお千代だって。千代は「内助の功」で有名な
   のよね。だけど、一豊は尾張の生まれのはずだから、千代が郡上に関係あるの
   かしら?

夫: 千代は近江の生まれじゃなかったかな?それはともかく、早く天守閣に登ろうよ。

妻: あら、金の弩瓢が展示されているわ。春駒の歌詞に
       ♪金の弩瓢(どひょう)は馬術のほまれ・・♪
   っていうのがあるけど、こういう形のものなのね。初めて知ったわ。

夫: ねえ、千代は郡上八幡城の初代城主だった遠藤盛数の娘だって、ここに書いて
    あるよ。

妻: へ~、そうなんだ。いろんな説があるのね。

夫: ホラホラ、ここから見ると郡上の町が魚の形をしているのが確認できるよ。

妻: ホントに魚の形だわ。こっちに見えるカブトガニみたいな建物は何かしら?

夫: スポーツセンターじゃないかい?これもおもしろい形だ。周囲の山々の姿もいいよ。

お城を後にして博覧館に入った二人は、各種の展示を見てから郡上踊りの説明と実演
を楽しみました。「かわさき」「春駒」「やっちく」「げんげんばらばら」「さわぎ」「三百」
「まつさか」「猫の子」「古調かわさき」など、一応踊れる私たちですが、おさらいをするつ
もりで手の所作と足さばきをじっくりと拝見しました。実演を披露して下さった女性の解
説も要点を押さえたわかり易い内容だったので、約30分があっという間に過ぎてしまい
ました。今夜は「品(しな)良く」踊れるかも?
博覧館を出てすぐに「みたらし団子」の店を見つけ、おやつを頂く事にしました。

妻:す みませ~ん、お団子を2本ください。

店主: 甘口にしますか?辛口にしますか?

妻: 甘口で。

店主: はい。少々お待ちを。

炭火で団子をあぶり始めた店主はおしゃべり好きなご様子。私たちとほぼ同じ頃、団子
を注文したご夫婦を交え、母親の後を継いで団子を焼くことになってからの苦労話が続
きます。

夫: 僕、急に辛口の方を食べたくなっちゃったな。

店主: 大丈夫ですよ。辛口を甘口に戻すことはできないけど、甘口を辛口にするのは大
    丈夫。

夫: ほんとですか?良かった。では、よろしく。

妻: ウ~ン。今の話、ちょっと身に沁みたわ。だってホラ、私の性格は自他共に認める辛
   口でしょ。今の説によれば、私はもう絶対に甘口には戻れないってことね。

夫: ハハハ、そうだろうね。多分、一生辛口だと思うよ。君に甘口は似合わない。

妻: みたらし団子で一本取られるとはマイッタ、マイッタ。

店主: イヤ~、おもしろい奥さんだ。ハイ、できましたよ。味はどうですか?

妻: とっても美味しい。団子の生地もほどよい軟らかさだし、タレもいいですね。

店主: 店を継いでから、しばらくの間は自信が持てなかったけど、最近はかなり評判が
     いいんです。また、ぜひ寄って下さいね。ありがとうございました。

夕食を食べ終えたら、さあ、いよいよ午後8時。今夜の会場となる旧庁舎記念館前では、
すでに踊りの輪ができていました。前座に当たる「おはやしクラブ」の演奏に合わせ、み
んな上手に踊っています。そして約30分後、いよいよ真打ち登場。保存会の方々が中央
の屋台に勢揃いしました。
定番の「古調かわさき」・「かわさき」と続きます。♪チャンチャンチャンチャラ チャンチャ
ンチャン 郡上のナ~」と「かわさき」の曲に合わせて、左手をかざした途端、目に飛び
込んできたのはライトアップされた郡上八幡城です。
昼間に見たお城もきれいだったけど、城下から見上げる夜のお城、しかも郡上踊りの輪
の中から眺めるその姿はさらに、さらに美しく見えました。

妻: このお城は郡上の人たちにとって、このうえなく大切な故郷の宝物なんでしょうね。
   惚れ惚れするほどキレイだわ!

夫: お城もそうだけど、ここは町全体が素晴らしいよ。宗祇水・吉田川・小駄良川・いが
   わの小路・やなかの小路・・・そうだ!やなかソフトをまだ食べてないぞ。これは欠
   かせないんだ。踊りをチョット休憩して、ソフトクリームを食べてこようよ。

ひと踊りした後、休憩がてら「やなかソフト」を食べ、再び踊りの輪に加わって、暑い真夏
の夜を過ごした二人でした。
次は8月の徹夜踊りに来たいものです。できれば、郡上踊りと白鳥踊りの両方に。

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