薬で治せない<寒暖差アレルギー>対策

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12月に入り、日本海側や東北・北海道を中心に寒波襲来のニュースが報じられています。
私の住む関東平野も最近は朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。この時期、外気温と
室温との寒暖差に体温調節がついて行けないことから生じる<寒暖差アレルギー>の症状
に悩む人が増えます。

 
永 :おや、美井さん、鼻水が止まらないようですな。風邪?それとも花粉症?

美井:自分では気付いていないのに、鼻水がタラ~ッと落ちているらしいんですよ。女房
   に「みっともないから人前に出るときには、ずっとティッシュを鼻に当ててなさい!」
   と言われましてね。ティッシュペーパーが手放せないのですよ。
   私は花粉症でもなく、風邪もひいていないのに、この時期になると鼻水に悩まされるん
   です。どうしてなんでしょうかね。

永 :花粉症のようなアレルギー体質でもなくて、風もひいていないのなら、疑われるのは
   <寒暖差アレルギー>でしょうね。

美井:それは花粉症のように体質的なものですか?

永 :気温差が激しい時に症状として現れるもので、寒い朝に起きて着替えをした時や、寒
   い屋外から暖かい部屋に戻ってきたときなどに、さらさらとした鼻水がスーッと流れ
   てきたら、それが寒暖差アレルギーの症状なのです。美井さんのように、花粉症でも
   鼻炎でもないのに、咳やくしゃみ、特に鼻水が出るようなら、<寒暖差アレルギー>
   の可能性があるんです。

美井:もう少し、詳しく説明していただけませんか。

永 :分かりました。本来、血管は自律神経によって、寒いときには収縮し、暖かい時には
   拡がるのですが、寒暖差が大きいと自律神経の乱れを誘発して、この血管の調節機能
   が間に合わなくなってしまうのです。自律神経が対応できる温度差は5℃ぐらいまでで、
   7℃から症状が出始め、10℃は危険になると言われています。自律神経は自分の意思
   で働かせることができない神経なのでやっかいなのです。

美井:どなたでもなり得るということですね。

永 :そうですが、一般的に成人女性がなりやすいと言われていますね。それは、女性は男性
   に比べて筋肉量が少なく、体内で熱を作るのが苦手なため冷え性になりやすく、その冷
   えが自立神経の働きを更に乱してしまうことが多いからです。
   また、高齢者の方は、汗をコントロールする神経の反応が鈍く、体温の調節がうまくい
   かないために注意が必要です。

美井:症状としては、くしゃみや鼻水ぐらいで収まるのですか?

永 :疲れやすい、イライラする、など自律神経の乱れによる症状が出ますね。対策をしない
   で症状が悪化すると、ぜんそくのような自律神経失調症になることもあるので、あなど
   ってはいけません。

美井:風邪や花粉症と<寒暖差アレルギー>との違いを教えてください。

永 :アレルギーと名前がついていますが、医学的には<血管運動性鼻炎>と呼ばれ、アレル
   ギーを起こす原因物質であるアレルゲンが見つからないものを<寒暖差アレルギー>と
   いいます。原因物質が無いので、薬では治せないのです。判断するには、目が痒くなら
   ず、鼻水が無色透明で、熱も無いようなら、<寒暖差アレルギー>の可能性があります。

美井:対策はあるのですか?

永 :薬で治すことはできませんから、自立神経のバランスを整え、温度差のない生活をする
   ように気を付けることが大切です。口頭で言っても、なかなか覚え切れないでしょうか
   ら、後で箇条書きにしたメモをお宅の郵便受けに入れておきますよ。

美井:それはありがたいです。取り敢えず鼻水を止める方法も知りたいですね。

永 :それなら、鼻の周りにツボがありますよ。それも書いておきますから、試してみたらい
   かがでしょうか?

美井:では、お手数をおかけしますが、よろしく!

永 :お安い御用ですよ。少しは楽になるといいですね。

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メモの内容

1.鼻水を止めるツボ
(1)目頭と鼻の付け根の骨の間を、指でつまむようにしっかり押す
(2)左右の鼻の膨らんだ所の外側にある窪みを強めに押す
(3)ほほ骨の一番高いところのすぐ下を押す
  ※花粉症の薬が有効な場合がある

2.日々の注意点
(1)寒暖の差を感じたら、こまめに着たり脱いだりして、極端な温度変化を身体に与えない
(2)マフラーや手袋、厚手のタイツや靴下などを着用して、冷たい外気に触れる部位を減らす
(3)汗をかいた後はすぐに着替えて、体温を奪われないようにする
(4)マスクをして、鼻の粘膜を暖めつつ潤す
(5)自立神経を調節するために、ぬるめのお風呂に入り、リラックスすることを心がける
(6)身体を温める食品(かぼちゃ、にんにく、しょうが)や代謝を高めるビタミンB群が豊富
  な赤身の肉や魚を摂る。できればスパイスを上手に使って血行を良くする
(7)筋トレで筋肉量を増やす(体の発熱機能が高まる)
                                  以上

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