漢字の不思議(にんべん編)

日常的に使っている漢字の中に、「この組み合わせが、どうしてこういう意味になるの

だろう?」と疑問に感じるものがあります。気になるので調べてみました。

1.偽(にせ)

   「人」の「為」と書いて、なぜ「にせ」なのでしょうか?

   「為」とは「する、つくる」というのが本来の意味なので、「偽」とは「人がする、

   人がつくる」ことになります。だから、「自然のままではなく、人の手が加わっ

   たもの」を表し、やがて模造品、ニセモノへと意味が変化していったようです。

2.儚い(はかない)

   「人」の「夢」と書いて、なぜ「儚い(はかない)」になるのでしょうか?

    学研漢和辞典によると「夢」は頼りない、期待しても無駄なさまを指すようです。

   「夢のような話」とは通常、現実とはかけ離れた話のことですよね。

    努力すれば実現が可能なものは「目標」「希望」「願望」であり、「将来の夢は

    先生になることです。」という使い方は本来の意味から言えば、間違いだという

    ことになります。

    しかし近代になって、英語の「dream」が「夢」と訳されてからは「夢」という

    言葉に希望という意味が加わりました。確かに「dream」は睡眠中に見る夢と願

    望としての夢の両方に使われますが、漢字で表すと人が見る夢は「はかないも

    の」になってしまいますね。いささか、夢から覚めた気分です。

3.信じる(しんじる)

   「人」が「言」うことは、全て信じられるのでしょうか?

   何でも鵜呑みにしたら、たまに裏切られますよね。「言」は言明の意味であり、

   「信」とは一度言明したことを押し通す人間の行為を表しているそうです。

   ですから、人の言葉と心が一致することで、「まこと」「真実」「誠実」を表し

   ているようです。なるほど、これなら信じられそうです。

4.儲け(もうけ)

   「儲」という字は「人」の「言」うことを「信」じる「者」と書きますね。

   分解した言葉の意味を実践したら、実際に金儲けができるのでしょうか。やはり

   裏切られることもありますよね。実は「儲」の字は「人」と「諸」の組み合わせ

   です。諸の字は中国では「たくわえる・保存する」という意味で使われるようで

   す。(もうけ)という読み方が何となく納得できました。

 漢字は奥深い。成り立ちを調べたくなる漢字がまだまだ、たくさんあります。

 漢字に関する素朴な疑問を少しづつ氷解させていきたいと思う、今日この頃です。

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