焼き芋をつくろう!

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山奥の一軒家で自給自足に近い生活をしている私の所へ、東京のマンションに住む弟

家族が久し振りにやって来た。裏の雑木林から風で飛んで来る、たくさんの落ち葉を

集めて燃やしている時のことだった。

 

甥:おじさん、こんにちは。焚き火なんて珍しいな。もっと、もっと燃やしてもいい?

私:ああ、そこらあたりにある落ち葉をどんどん集めて燃やしてくれ。

甥:わ~い、落ち葉焚きだ。ヨシッ、いっぱい集めるぞ!

 ♪ かきねの かきねの まがりかど  たきびだ たきびだ おちばたき 

   あたろうか あたろうよ      きたかぜ ぴぃぷぅふいている ♪

弟:こんな煙を見ると、焼き芋でも作りたくなるな。

私:芋なら、とっくに入れてある。しかも、俺の畑で掘ってきたばかりのさつま芋だぞ。

甥:わぁ、うれしい!

私:焼き芋を作るのは簡単だ。アルミホイルに包んで焚き火につっこむだけでいい。

弟:そういえば昔、モミ殻で芋を焼いたよなぁ。

私:うん、そんなこともあったな。この季節の焼き芋は落ち葉焚きで作るのが最高だよ。

  なにしろ、ご覧のとおり、落ち葉は捨てるほどあるからね。

  焼き芋のコツは火加減にあるんだ。焼くことによって、さつま芋に含まれるでんぷん

  が分解され、甘い麦芽糖に変わるんだけど、最適温度は65~75度。温度を一気に

  上げずに、15分ほどかけてゆっくりと上げていくことが重要なのだ。

  ほら、できたよ。

甥:うまい!こんなにおいしくできるのなら、僕、毎日でも焚き火をしたいな。

弟:でも、残念なことに、僕たちが住む街では焚き火が禁止されているんだよ。

私:だったら、ベランダでもできる焼き芋の作り方を教えてあげよう。

  それも、本格的な石焼き芋だ!ちょっと時間がかかるけどね。

甥:やったぁ、    ♪石や~きいも、やきいも♪    だね。

私:早速、始めるぞ。用意するのは七輪と鉄鍋。鍋の底に石を敷き、芋を置いて焼く

  だけだ。コツといえば、15分ごとにひっくり返すことくらいだな。

甥:なんで石を敷くの?

私:石を使うから石焼き芋。石の遠赤外線効果で、じっくり加熱できるうえ、皮のこげ

  過ぎを防ぐんだよ。焼き芋用の石はね、関東では湘南の大磯産、関西では那智黒石

  が有名だよ。どちらも粘りのある黒い石だ。僕の好みの芋は鳴門金時。

―――――蓋をして待つこと一時間、石焼き芋が完成した―――――

甥:う、うま~っ!これ、さっきと同じ芋?全然、味が違うよ。甘いな~。

弟:こりゃ、驚いた。

  うちでも七輪を買って、来週の日曜日にやってみようか。

甥:うわ~、嬉しいな。パパ、約束だよ、忘れないでね。

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