チョコレートは飲み物だった

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由美:こんにちは!新作のチョコレートケーキを買いに来たわよ。

優子:あら、由美ちゃん、いらっしゃい!自信作ができたので連絡したの。

由美:これが新作ね。白と黒のコントラストが素敵。早く買って帰って食べたいわ。
    ところで、チョコレートソムリエになったって本当?

優子:誰から聞いたの?そんな資格は日本にはないわよ。でもヨーロッパには
   「ショコラティエ」と呼ばれるチョコレート職人の資格があるけどね。
    私はまだまだ勉強中です。

由美:なんだ、そうなの。でもヨーロッパには、なぜそんな資格があるの?
    勉強しているなら、ついでにチョレートについても教えて。
    チョコレートは飲み物だったって本当?
    チョコレートとココアは何が違うの?   それから・・・。

優子:ちょっと待って。ひとつずつ答えるから。
    まず、「ショコラティエ」の資格だけど、チョコレートは温度管理や品質保持、
    そして造形が難しいのでレストランやホテルでは専門的に扱う人を置いている
    ところがあるの。だからこの資格があるのね。
    「チョコレートは飲み物だった」と言うのは本当よ。16世紀のアステカ王国、
    現在のメキシコ付近でカカオ豆が栽培され、ショコラトルという飲み物が飲ま
    れていたのよ。これは「苦い水」という意味で、香辛料を入れた苦い飲み物だ
    ったの。滋養強壮剤とか、歯痛などの万能薬として飲まれていたみたいよ。
    ヨーロッパに渡ってから砂糖を入れて、飲みやすく改良されて「チョコレート」
    という言葉が誕生したの。
    次に、チョコレートとココアの違いだけど、原料は同じ「カカオ豆」よ。
    まず、カカオ豆を炒って細かく挽いて、よく練ってペースト状にするの。
    これがカカオペーストでチョコレートとココアの共通原料よ。
    ココアは引き算で、チョコレートは足し算と言えばいいのかな?

由美:エッ、足し算と引き算ってどういうことなの?

優子:まず、ココアの引き算ね。カカオペーストを圧搾し、油脂を3分の2くらい取り
    除いて乾燥し、粉末にしたのが「ココア粉末」よ。油分の引き算ということ。
    次はチョコレートの足し算ね。ココア粉末を作るときに取り除いた油脂をカカ
    オバターと言うんだけど、これをカカオペーストに加え、さらに砂糖や乳製品
    を加えて作られたのがチョコレート。足し算でしょう。
    ちなみにカカオバターは温度が低いと固まり、温かくなると溶けるの。室温で
    保管でき、体温で溶ける性質を持つから、酸化防止剤をはじめとして多様な用
    途があり需要が高いの。
    生まれた順序で言えば、飲み物としてはチョコレートが先にできたけれど、
    食べ物としてのチョコレートはココアのあとにできたということね。

由美:なるほど、それでは最後の質問よ。「ホットチョコレート」と「ココア」の違いは?

優子:一般的には粉末ココアから作られるものも「ホットチョコレート」として、販売

    している例が多いと聞いているわ。アメリカでもホットチョコレートというと
    ホットココアが出てくるわ。でもイタリアやイギリスではチョコレートを溶か
    したものとココア粉末を溶かしたものと区別しているらしいの。
    だから、ヨーロッパでは濃厚なココアから、ペースト状のチョコレートのものま
    でさまざまあるのね。

由美:いろいろと話し込んじゃったわね。未来の「ショコラティエ」頑張って!
    チョコレート大好き人間だから、これからも買いに来るわ。
    次の新作ができたら、また教えてね。バイバイ。

優子:アラ!何も買わないで帰ってしまったわ。由美は相変わらずあわて者ね。
    まっ、いいか!気がついたら直ぐに戻って来るでしょう。
    またのご来店をお待ちしておりま~す。

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