フクロウの巣立ち

5月の終わりごろ、近くの自然観察の森公園へ出かけると、遠くにカメラマンの放列が
見えました。
カメラの先を見ると、大きな巣箱からフクロウのヒナが誕生して、巣立ちの時期にきてい
るとのことで、 その瞬間をカメラに収めようと集まっていました。
私も持っていたカメラを構えて加わりました。
大きな木に据え付けられた巣箱からは毎年ヒナが誕生して巣立っているとのことで、今
年は2羽の ヒナが確認されているそうです。
設置されたテーブルの上には公園の職員さんが撮影したヒナの可愛い写真が飾られて
いました。
カメラの放列が気になるのか、近くに親鳥もいません。 ヒナも顔を出しません。
今日はここで閉園の時間まで皆と一緒に粘ってみようと思います。  
フクロウの巣立ちで時々ニュースになるのが「誤認保護」の問題です。 先日も「親とはぐ
れたフクロウのヒナが保護されました」とテレビニュースで取り上げられていました。
しかし、このようなフクロウの巣立ち後のヒナの保護は誤認保護すなわち保護不要であ
るのに誤って 保護してしまうことが多いので注意が必要です。
ヒナの行動は親が見ています。人が近づくと親鳥から引き離すことになってしまいます
ので、よく観察してから行動しましょう。
フクロウの巣立ちヒナの習性について話します。
「巣立つ」という言葉から、飛べるようになって巣を出る状態を想像しますが、フクロウの
場合は巣立ち後しばらくは満足に飛べません。
枝から枝へ飛び移ることができるくらいで、羽ばたいて移動 することはできないのです。
彼らは頑丈な足と鋭い爪を使って木の幹や枝をよじ登り、歩いて移動 します。親鳥の声
に呼ばれて移動する場合でも地上におりて歩いて移動することもあるのです。
その習性を知らないと「フクロウのヒナが巣から落ちている」「親からはぐれている」とか
「迷子 になっている」と映ってしまうのです。
地面にいるフクロウのヒナを見つけた場合は遠くから観察して下さい。「外傷がある」「極
度に衰弱している」などでなければ心配はいりません。
近くに親鳥がいるのでそのままで大丈夫です。地上にいて心配だから枝にとまらせよう
と思っても、ヒナの爪は鋭く危険なので注意が必要です。
フクロウに限らず、春から初夏にかけては、いろいろな種類の野鳥の巣立ちヒナが誤認
保護されています。
身近にいるスズメなども巣立ち直後はうまくべず、やはり「迷子」と間違われて保護され
てしまいます。
ヒナを育てるのは、その道のプロである親鳥にまかせましょう。
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「ヒナが顔を出しました!」渾身の1枚をパチリ!        
やった~! 可愛いでしょう!

IMG_0631

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